7月28日、29日の両日、滋賀県中小企業団体中央会様が主宰するセミナー
「未来を拓く・経営ノウハウ開発セミナー~聞けば得する新戦略~」
において、当社代表の服部が基調講演させていただくことになりました。
「新しい経営手法と経営戦略」をテーマに
1時間ほど講演させていただきます。
詳細はこちらのパンフレット申込書をご覧ください。
より多くの方のご来場を心よりお待ち申し上げております。
要因系の課題のソリューション手法要因系の課題は
・在庫が多い
・○○商品の粗利益率が低い(全体の粗利益率が低いという課題はテーマの設定としては間違いになる)
・商品クレームが多い
・○○商品の手直しが多い
・見積が少ない
といったことです。
これらの問題は
・『なぜ5回、はじめてわかる主要因』という服部語録があるが、『なぜ』を徹底する
・主要因をつかむ
・主要因をひっくり返すと対策となる
というようにして解決を図ります。
この場合に必要とされる手法には
①特性要因図
②連関図法
という2つがあります。手法の活用はポイントの習得にあるすでにお気づきの人もいるかもしれませんが、ポイントは
・なぜを徹底する
・主要因をひっくり返すと対策となる
というところにあります。
ここは言葉で表しにくいところですが、単に『マニュアルがない』と書くと、そこで『なぜ』が行き止まりになります。
それを『○○について書いたマニュアルがない』と書くと、『○○ができていないのはなぜか』と形で『なぜ』をさらに継続できるようになるのです。
『○○ができていない』『××と言っていない』『△△がない』という具体的な形で主要因を出すことが重要です。
対策とは『・・・をしていない。・・・と言っていない』という具体的なものであることから、主要因がすでに対策を表していなければならないのです。
この『なぜ』のポイントの把握は、やらないと習得できないものです。ばかにしていてはいけない『そんな細かいことをしていては大局観を失ってしまう』とか、『経営幹部になぜ、なぜの細部展開を求めていない』というようにいくらでも屁理屈は並べられます。
しかし、要因系の課題がソリューションできなくては実力がつかないし、また現場最前線で発生している問題から逃げなければならないことになります。
ここに現場最前線から受け入れられない経営管理者、裏で馬鹿にされている管理者になるか否かの原因が潜んでいるのです。
『会社は優秀な管理者を設置しなければならない』と経営理念=われわれの信条で述べているのは、J&Jです。
優れた管理者は
・現場から逃げない
・現場で発生している問題を現場の人達と一緒になって解決しようと努力する
という性格を有しています。
原因をつかみ、それをひっくり返したら対策になるのが『要因系の課題』です。
要因系の課題のソリューション方法を知らない者を管理者にしてはいけません。
なぜなら、その人は成績は良かったかもしれないが、実力がないからです。
実力がない者は卑怯な行動に出がちです。
卑怯な者を管理者にしてはいけません。
会社が腐っていきます。
それも現場という根から腐っていくのです。
バリューチェーンなどというのもおこがましいのです。
ソリューション学とは現場の問題に対してソリューションできないまま経営管理者、経営幹部になっている者には
・自信がない
・現場問題から逃げる
・現場に対して変に高圧的になったり、媚びたりすることになる
という特性があります。
このため、部下がついていきません。
このため、現場の仕事がうまくいかず、不満とストレスが現場最前線に鬱積しているのです。
優れた経営管理者を配置する必要性の理由はここにあります。
管理者である課長、係長はなぜ存在しているのか?
それは、現場の仕事が円滑に遅滞なく進行するようにと配置しているのです。
もう一つ、製造や営業であれば、生産計画と売上・利益予算を達成するために配置しているのです。
さらに加えるとすれば、正しい人事考課を行い、部下を育成するために配置しているのです。
このために配置しているはずの管理者が現場最前線からそっぽを向かれているようでは何をかいわんやということになります。『ソリューション学』は別途、学習する必要があるソリューション学とは、管理者を集めて多くの問題を解決することではありません。
ソリューション学とは
・現場最前線に山積されている問題を挙げる
・その問題を部門別に整理する
・それらの問題を要因系と創造系に分類する
・グループワークでいくつかを解決してみる
・ソリューションに必要なデータの種類を理解する
・ソリューションのための思考プロセスを理解する
・ソリューションに必要なフレームワーク、手法を習得する
という内容です。
実際(グループワークであるが・・・)に問題を挙げ、それを整理し、問題の性格をレ開始、解決のためのステップを設計し、手法やフレームワークを活用して、ソリューションしなければ身につかないのです。尊敬される管理者になる現場最前線で発生した問題を管理者が解決するわけではありません。
管理者は現場に出向いて
・問題を把握し
・このようなデータを採り
・このような思考ステップで
・この手法、フレームワークを用いると解決できるということをレクチャーする
ということなのです。
つまり、解決の方法をアドバイスして、現場最前線が問題を解決してこそ現場最前線が力をつけるのです。
そして、その解決策を『ナレッジ・マネジメント』に搭載するということも管理者は忘れてはなりません。
現場最前線の問題に対して解決する方法を知っているから、現場に対する指導・援助・アドバイス=マネジメントを自信を持ってできるのです。
また、解決した現場最前線が手柄を立てたのだという評価を惜しんではいけません。
『私が解決させました』などという報告を社長にしてはいけません。
『○○さん、××さん、△△の3人が問題を解決した』という報告をするのです。
これが尊敬される管理者です。
私が営業をやっていた頃、信用不安の問題が生じたある卸売企業の社長から個人保証をいただいたことがあります。
これは2日がかりの交渉でもらったことを覚えています。
これを経理部に報告しました。
そして、あとから分かったことですが、経理部長が支店長に対しては自分の手柄としていました。
『信用不安先に対して経理部は的確に対応している』ということをアピールしたいのでした。
私の名前はどこにも出てこないのです。
それが立命館大学の15年ほどの大先輩でした。寂しい限りです。
このような管理者であってはいけません。
現場最前線に対してソリューションの方法を知っていれば、自信を持って柔らかく、優しく、時には厳しく接することができるのではないでしょうか?
このような能力を持った人が部長、経営幹部になってもらいたいと思います。
また、部長、経営幹部にこのような能力がないとしたら、現在自分が担当している職務のソリューションができないことになります。
ソリューション能力は必須の能力なのです。
現場最前線の問題とは現場最前線の課題は
・機械の修理ができない
・段取りに時間がかかる
・訪問数が少ない
・見積が少ない
・見積の受注率が低い
・月次決算が10日になってもできていない
・ホームページの更新ができていない
・コンピュータのデータをさらに電卓を叩いて分析するのに時間がかかる
・提案制度の提案が少ない
・クレームが多い(これは現場の問題ではなく会社の問題)
・残業が多い(これは現場の問題ではなく会社の問題)
といったことです。
中小企業ではこのレベルの問題に関する情報が経営者に入ることになります。
これについては経営管理者に問題の解決を委ね、経営者は直接手を下してはいけません。
しかし、手を下さざるを得ないのが現実です。
それは管理者に現最前線の問題に対するソリューション能力がないからです。経営者のソリューション論『優れた経営管理者を配置する』という言葉を思い起こすことが重要です。
経営者のソリューション論は、現場の問題に自ら手を下し、中途半端な昔取った杵柄で対処し、頓珍漢な対策を確立することではありません。
経営者のソリューション論とは、『優れた経営管理者を育成し配置すること』なのです。
これには最低2~3年間の期間が必要です。新しい戦略プロフェッショナル講座『なぜリーダーシップがないのか?』という問題を掘り下げていくと、『現場最前線の課題を解決できない人が経営幹部になっている』という結論を得ました。
『経営塾』には、非身内でありながら経営幹部になっておられる方々、自身で起業された方々が多数出席していらっしゃいます。
これらの人々に共通してみられる特長が、現場最前線に強い、いわゆる現場の人達から信頼を集めていることです。
鈍い私でも、Tさん、Tさん、Yさん、Mさん、Mさん、Mさん、Hさん、Fさん、Fさんというように、多数の事例があれば気付きます。
このソリューション論を重要なカリキュラムとして組み込んだ『新しい戦略プロフェッショナル講座』を確立しました。
『現場に強い』という意識を持つことによって、自信を持つことができるのです。
そして、現場の組織を引っ張っていくリーダーシップへと繋がっていくのです。
中小企業では、組織が小さいことから優れた管理者を配置することは困難です。
『優れた経営幹部を配置する』と考えていただきたいと思います。
戦略プロフェッショナル講座を経営者だけではなく、経営幹部養成の場としてとらえ、見込みのある経営管理者を派遣していただきたいと思います。